紛争と開発:平和構築のための国際開発協力の研究

2003年度から 2006 年度にかけて実施した科学研究補助金による「紛争と開発:平和構築のための国際開発協力の研究」(基盤研究 A(2) 課題番号15203007)の結果をまとめたもの です。本研究の目的は、紛争の原因としての開発問題及び紛争後の国家再建について包括的に考察し、平和構築のための積極的な実践政策として、今後の開発援助のありかたを探ることにありました。具体的には、1)紛争の原因の除去と民主化の定着を目的とした開発援助の考察、2)開発援助における国際機関や国際 NGO の役割の把握とそれらの平和構築へのインパクトの考察、3)人道緊急援助が中・長期的に該当国に与える開発への影響の考察、を中心に研究を進めてきました。